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介護士あるあるレクリエーション編

今日はレクリエーション担当日。
介護士にとってレクの日は、言わば「即興劇場」と「運動会」と「お笑いライブ」が合体したようなもの。企画と実行力、そして多少の度胸が必要だ。

午前の業務が一段落し、レクの準備に取りかかる。
「今日は“風船バレー大会”!」とホワイトボードに大きく書いておいたのだが、数名の利用者さんに「風船てなんのこと?誕生日?」と真顔で聞かれる。
あ、そっちの連想だったか…。ま、近いような遠いような(笑)

開始10分前。
風船をふくらませながらすでに息切れ。
30個ほど膨らませていると「肺活量テストですか?」と職員に笑われる。
否定できない。もはや風船ではなくこちらの顔が赤い。

いよいよスタート!円になって座った利用者さんに風船をぽーんと投げる。
…が、第一打で風船が顔面直撃!おでこにヒットしたAさんが「イテッ!」と叫んだ瞬間、周りから大爆笑。
本人もニヤリ。
これが「狙ってないのにウケる」パターン。芸人泣かせの自然体がここにある。

風船が飛ぶたびに、手じゃなくて頭で返す人、手を伸ばしたままフリーズする人、椅子ごと回転しちゃう人…。
もう誰が得点したとか、何回続いたとかどうでもよくなってくる。
目的は“笑いと動き”。そして、転倒しないこと。それだけ。

途中、「ボールが見えない」と言うBさんに「それは風船です!」と突っ込むと、「どっちでもいいけど、そっちの色が気に入らない」と予想外の角度から反論。
仕方なくピンクから緑にチェンジ。色にもこだわりがあるのが人生の先輩たち。

続いての種目は「歌あてクイズ」。
イントロをピアノで弾いたら、「はい、“きよしのズンドコ節”!」と、毎回答えるCさん。どんな曲でもズンドコ節になっちゃう。ピアノ弾き始めた瞬間にもう言ってる。
イントロ長さ関係ない。ある意味、超先読み型。

盛り上がってくると、みんな声も大きくなる。笑い声、歌声、叫び声で、隣のデイサービスのスタッフが「何事!?」とのぞきに来る始末。
「レク中です?!」と叫び返したら、「こっちも混ぜて?」と返ってきた。
もはやレクリエーションというより、ただの宴会状態。

最後は恒例の「ありがとう体操」でクールダウン。手をあげて「ありがとう?♪」と歌いながら体を動かす。

そんなこんなで、今日も無事にレク終了。汗だくになったのは、間違いなく介護士のほう。
たぶん今日だけで5,000歩は歩いた。でも、利用者さんの「楽しかった?」「またやってよ?」の声に、心の中でガッツポーズ。

明日はおそらく筋肉痛。でも今日の笑いの記憶で乗り切りたい。