介護士の家族様対応〜面会のたびに差し入れ大量〜
本日のメインイベント、それは「伝説の差し入れ家族様、再来訪」の巻。
そう、3日に1度は面会に来てくださる、ご家族界のサンタクロース(年中無休)A様のご登場である。
時刻は午後2時。ちょうどレクが終わり、フロアがまったりしてきたころ。
エレベーターが「チーン♪」と鳴ると、そこには笑顔満開のお嬢様。そして…あれ?後ろにもう一人? いや、二人…いや、台車!?
「あの、すみません?今日もちょっとだけ持ってきちゃって…」と、カートをゴロゴロ引いて登場。
“ちょっとだけ”のはずが、上には山積みのお菓子・果物・ゼリー・プリン。もうこれは、実家の仕送り便+αのボリューム感。
「母、果物好きなんで?」と、笑顔で差し出されるリンゴ8玉、バナナ2房、メロン1個。
一瞬、ここが果物屋さんかと思った。
しかも「よかったら皆さんで分けてください」とのこと。ありがとうございます、でも利用者20人超えてますので、全員で分けるとメロンの配分1人1cm四方です!
続いてプリンカップ12個入り。「この間、母が“プリン食べたい”って言ってたので?」
でも先週も同じセリフで24個差し入れてます。そして実はそのプリン、冷蔵庫の奥で「しれ?っ」と賞味期限とっくに過ぎて発見されたのを、昨日スタッフが処理したばかり。
もう冷蔵庫がプリンの墓場状態。合掌。
「あと、職員さんにも?」と、お菓子詰め合わせの袋までくださる。
チョコ、クッキー、なぜか塩昆布まで混入。ジャンルが迷子。
一応ありがたく頂きますが、昼休みに休憩室でチョコと塩昆布を交互につまむという、未体験ゾーンに突入。
A様のお母様、つまり入居者のBさんはというと…その差し入れに全く興味なし。
「私はもうね、食べ物はいいの。煮物が一番」と一言。
そう、お母様は昔から“薄味煮物命派”。プリンどころかゼリーもあまり召し上がらない。
「でも、言ってたんです。“バナナが食べたい”って」
…それ、もしかしてテレビでバナナの映像見ただけかもです。
さらに、「母、最近体が冷えるって言ってたので」と、次に出てきたのは――
貼るカイロ30枚入りパック×3袋。
ここ、常温24℃の快適室温でございます。もはや暖房より強力。
その後も、カット野菜や食べきれないおはぎ、温泉まんじゅう、のど飴詰め合わせ、足湯用のバケツ(!)まで登場。
もう、どこまでが差し入れでどこからが愛なのか、わからない。
でも、A様の「母に何かしてあげたい」という気持ちは痛いほど伝わる。
実際、あれこれ持ってくることで少し安心できるのか、帰り際にはいつも穏やかな顔。
問題は、その愛情が物量で攻めてくるという点だけ。
私たち職員も、いただいたチョコをつまみながら「今日も元気で良かったね」と話し合う。
A様が帰ったあと、入居者のBさんは静かにおっしゃった。
「ほんと、うちの娘はよくしゃべるわねぇ」
…そこかーい。
今日も、愛と荷物の詰まった面会が終了。
介護施設とは、まさに“物語と物資の交差点”。
明日は冷蔵庫の整理をがんばろう。
そう、3日に1度は面会に来てくださる、ご家族界のサンタクロース(年中無休)A様のご登場である。
時刻は午後2時。ちょうどレクが終わり、フロアがまったりしてきたころ。
エレベーターが「チーン♪」と鳴ると、そこには笑顔満開のお嬢様。そして…あれ?後ろにもう一人? いや、二人…いや、台車!?
「あの、すみません?今日もちょっとだけ持ってきちゃって…」と、カートをゴロゴロ引いて登場。
“ちょっとだけ”のはずが、上には山積みのお菓子・果物・ゼリー・プリン。もうこれは、実家の仕送り便+αのボリューム感。
「母、果物好きなんで?」と、笑顔で差し出されるリンゴ8玉、バナナ2房、メロン1個。
一瞬、ここが果物屋さんかと思った。
しかも「よかったら皆さんで分けてください」とのこと。ありがとうございます、でも利用者20人超えてますので、全員で分けるとメロンの配分1人1cm四方です!
続いてプリンカップ12個入り。「この間、母が“プリン食べたい”って言ってたので?」
でも先週も同じセリフで24個差し入れてます。そして実はそのプリン、冷蔵庫の奥で「しれ?っ」と賞味期限とっくに過ぎて発見されたのを、昨日スタッフが処理したばかり。
もう冷蔵庫がプリンの墓場状態。合掌。
「あと、職員さんにも?」と、お菓子詰め合わせの袋までくださる。
チョコ、クッキー、なぜか塩昆布まで混入。ジャンルが迷子。
一応ありがたく頂きますが、昼休みに休憩室でチョコと塩昆布を交互につまむという、未体験ゾーンに突入。
A様のお母様、つまり入居者のBさんはというと…その差し入れに全く興味なし。
「私はもうね、食べ物はいいの。煮物が一番」と一言。
そう、お母様は昔から“薄味煮物命派”。プリンどころかゼリーもあまり召し上がらない。
「でも、言ってたんです。“バナナが食べたい”って」
…それ、もしかしてテレビでバナナの映像見ただけかもです。
さらに、「母、最近体が冷えるって言ってたので」と、次に出てきたのは――
貼るカイロ30枚入りパック×3袋。
ここ、常温24℃の快適室温でございます。もはや暖房より強力。
その後も、カット野菜や食べきれないおはぎ、温泉まんじゅう、のど飴詰め合わせ、足湯用のバケツ(!)まで登場。
もう、どこまでが差し入れでどこからが愛なのか、わからない。
でも、A様の「母に何かしてあげたい」という気持ちは痛いほど伝わる。
実際、あれこれ持ってくることで少し安心できるのか、帰り際にはいつも穏やかな顔。
問題は、その愛情が物量で攻めてくるという点だけ。
私たち職員も、いただいたチョコをつまみながら「今日も元気で良かったね」と話し合う。
A様が帰ったあと、入居者のBさんは静かにおっしゃった。
「ほんと、うちの娘はよくしゃべるわねぇ」
…そこかーい。
今日も、愛と荷物の詰まった面会が終了。
介護施設とは、まさに“物語と物資の交差点”。
明日は冷蔵庫の整理をがんばろう。